事故車のセルシオ4.3ABC仕様が何故高く売れる?
トヨタのセルシオ4.3ABC仕様は
1989年から販売を開始した
最上級の4ドアセダンです。
もともと同社にはクラウンという
伝統と歴史のあるセダン車があります。
そのクラウンブランドとは一線を画した
車種として登場したのがセルシオです。
またトヨタの海外戦略としてレクサスブランドが
1989年に立ちあがります。
そのフラッグシップカーとなるレクサスLSの
日本国内向け仕様の車種がセルシオです。
セルシオからレクサスLSへ
2005年にはレクサスが国内展開されると
セルシオの車名は消えレクサスLS/F40として販売されるようになります。
セルシオに搭載されてきたエンジンは4000ccV型8気筒で
駆動系はFRで変速機は4速ATを採用していました。
その後3代目セルシオには4300ccV8エンジンが搭載され
変速機も5速と6速のATとなります。
3代目の2006年には生産を終了し
レクサスブランドとして市場に供給されることになります。
セルシオの特徴はクラウンとは違った
最上級車を目指していたところにあります。
セルシオ4.3ABC仕様が事故車でも人気の秘密
最上級車ですから法人向けや
高所得者をターゲットにしていましたが、
セルシオの中古車に若年層が注目し始め
人気車となっていきます。
搭載されたエンジンからも分かるように
走行性能は抜群で力強さと静粛性を併せ持っています。
室内空間も高級感とゆとりのスペースが人気となり
一番の特徴はスポーティさと重厚感あるボディデザインでしょう。
この点が若年層にも支持されてきたところとなっています。
このような特徴からセルシオは絶大な人気となり
例え事故車でも買い取り市場でも高く評価され、
廃車であっても部品取り車として
実際の取引を見ても高額相場となっています。